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  • 「方剤学」表紙

一生使える 鍼灸ノート

いっしょうつかえる しんきゅうのーと

【序文】【あとがき】より
● 理論ばかりではなく、「技」を伝えてこそ、
  真の伝統医学である。
● 今は分らなくてもよい。難しいと思うのは、
  いずれ分る時が来る前ぶれである。
● 一日一日の経験の積み重ねが、
  やがて大きな成功へとつながる。

 本書は『素問』『霊枢』『難経』などの中から、50年以上の臨床追試に基づいて、現代の日本人の身体に適用できる内容をまとめたものである。

 真の伝統とは、時代の流れに迎合するようなものではない。時代の流れの中でもその本質を見失う事なく、守り続ける事にある。そう有ってこそ鍼灸師の地位や立場を高める道であり、鍼灸医学を確立するための道でもある。

 鍼灸医学は理論ばかりでなく「技」が必要である事は言うまでもない。技は臨床経験を積み重ねる事によって自然に身に付くものである。
 理論だけでなく、技も同時に伝えてこそ真の「伝統医学」と言えるものではないかと思う。
 古典の中には必ずしも論理的に充分ではないと思われる部分も含まれている。けれども、それは「技」を伝えようとする事が第一義であったためと考えられる証拠でもある。その点を本書では読者が理解し易くするために、すべて陰陽論で解釈できるような内容に整理したつもりである。

 症状を追いかけるのではなく、常に生命体のバランスを整えて、回復力を強めてやるように心掛けておくべきである。一人でも多くの鍼灸師がそのような技を身に付けて、成功者となるように願ってやまない。

著者 杉山勲
2022年7月1日発行
本体:3,000円+税
A5判並製 176ページ
ISBNコード 978-4-907892-36-4 C3047
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